パニック障害とは

パニック障害とは、何の前ぶれもなく動悸や吐き気、めまい、手足のしびれや呼吸困難などの症状が出て、パニック状態になってしまう病気のことをいいます。

パニック障害の特徴的な症状として、突然生じる「パニック発作」があります。

このパニック発作により、このまま死んでしまうのではないかという恐怖感に囚われたりします。 胸がドキドキして、呼吸が苦しくなったり気が遠くなったりするので、心臓の病気か何かでこのまま死んでしまうかもしれないと思うほどの強い不安に襲われるのですが、発作は数分から数十分で治まり、病院の内科で検診を受けても異常は見つかりません。

しかし、このようなパニック発作を何回か経験すると、パニック発作がまた再発するのではないかと恐れる「予期不安」が起こり、症状が慢性化するようになります。

また、症状が長期化するにつれて、症状が生じた時に逃れられない場面を避けるために生活範囲を限定してしまう「広場恐怖症」が生じることがあります。

広場恐怖によって、電車やバスなど逃れられない環境や人の多く集まる場所を避けるようになり、外出できなくなるなど、日常生活に支障をきたす場合もあります。

パニック発作は本人でないとわからない、とても辛いものなのです。

パニック障害は決してめずらしい病気ではありません。

パニック障害は治療をせずに放置すると慢性化する恐れがありますが、早めに対応すれば必ず治る病気です。
パニック障害について、家族が理解してあげることが早期治癒につながる重要な要素でもあります。

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